Raspberry Piをbullseyeにアップグレード

2021.08.15

Debian 11 (bullseye) がリリースされたので、手持ちのRaspberry Piをbusterからbullseyeにアップグレード。

sources.listの修正

bullseyeにアップデートするには、/etc/apt/sources.list/etc/apt/sources.list.d/にあるファイルを修正する。

基本的にはbusterと記載されているところをbullseyeに修正すればよい。debian-securityの行だけ buster の時と書き方が変更になっているので注意。

/etc/apt/sources.list
deb http://deb.debian.org/debian bullseye main contrib non-free
deb http://deb.debian.org/debian-security bullseye-security main contrib non-free
deb http://deb.debian.org/debian bullseye-updates main contrib non-free

あとは、Raspberry Piに関連するファイルも修正。

/etc/apt/sources.list.d/raspi.list
deb http://archive.raspberrypi.org/debian/ bullseye main

aptによるアップグレード

あとはaptコマンドでパッケージリストを更新して、アップグレードする。

いきなり、apt full-upgradeせずに一度最低限必要なパッケージだけアップグレードして確認してから、full-upgradeする方が安全とのこと。 最後に不要なパッケージを削除するために、apt autoremoveを実行。

$ sudo apt udpate
$ sudo apt upgrade
$ sudo apt full-upgrade
$ sudo apt autoremove

アップデート中に、設定ファイルを既存のものを残すか、新しく配布されているものにするか確認されるので、その都度YESNOを答えていけば良い。

アップグレード後はこんな感じ。

$ lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID:	Debian
Description:	Debian GNU/Linux 11 (bullseye)
Release:	11
Codename:	bullseye

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