Debian 11 (bullseye) がリリースされたので、手持ちのRaspberry Piをbusterからbullseyeにアップグレード。
sources.listの修正
bullseyeにアップデートするには、/etc/apt/sources.list
と/etc/apt/sources.list.d/
にあるファイルを修正する。
基本的にはbuster
と記載されているところをbullseye
に修正すればよい。debian-security
の行だけ buster の時と書き方が変更になっているので注意。
/etc/apt/sources.list
deb http://deb.debian.org/debian bullseye main contrib non-free
deb http://deb.debian.org/debian-security bullseye-security main contrib non-free
deb http://deb.debian.org/debian bullseye-updates main contrib non-free
あとは、Raspberry Piに関連するファイルも修正。
/etc/apt/sources.list.d/raspi.list
deb http://archive.raspberrypi.org/debian/ bullseye main
aptによるアップグレード
あとはapt
コマンドでパッケージリストを更新して、アップグレードする。
いきなり、apt full-upgrade
せずに一度最低限必要なパッケージだけアップグレードして確認してから、full-upgrade
する方が安全とのこと。
最後に不要なパッケージを削除するために、apt autoremove
を実行。
$ sudo apt udpate
$ sudo apt upgrade
$ sudo apt full-upgrade
$ sudo apt autoremove
アップデート中に、設定ファイルを既存のものを残すか、新しく配布されているものにするか確認されるので、その都度YES
かNO
を答えていけば良い。
アップグレード後はこんな感じ。
$ lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID: Debian
Description: Debian GNU/Linux 11 (bullseye)
Release: 11
Codename: bullseye